息はあがるし筋力アップ、ダイエットに最適|もも上げ(ニーアップ)

今回は「家でできるメニュー」もも上げ(ニーアップ)についてです。

カンタンそうに見える動作ですが、実はコレうまくできない人がとっても多いのです。

この一見単純な動き、いざやってみると「あれ?あれ?」となる方が案外多い。

普段いかに身体を大きく動かすということから遠ざかっているか…だと思います。

何気ないようで大きく動かそうとすると混乱するんですね。

あげた足と反対の腕は前

あげた足と同じ方の腕は後ろ

カンタンなハズです。

でも全身の動きが繋がらない人がとても多いです。

また、猫背の人は顔の前まで手を振り出す方が強くて、肘を後ろに引くことができません。

 

 

もも上げ(ニーアップ)の目的

 

まずはとにかく股関節を大きくダイナミックに動かすことです。

もも上げの動きで大腰筋(背骨と足の骨をつなぐ筋肉)と大臀筋(おしりの筋肉)を交互に刺激する筋トレ効果、そして、このダイナミックな動きは有酸素運動としての効果も期待できますね。

全身を大きく使うので、ウォーキングやランニングに出かける前のウォームアップにも。

 

 

もも上げ(ニーアップ)のやり方

 

常にお腹の力が抜けないことを意識します。

でも腹筋を強く意識しすぎると、お腹を凹ますばかりで猫背になりがちなのでNGです。

背中、お腹、前後から背骨をはさんで体幹を安定させましょう。

背骨が丸く前かがみな腰の落ちた姿勢にならないことです。

 

腕は足をあげるときにしっかり後ろに引きます。

 

そして、鏡の前や自分の身体が写るところで、膝が内側に入っていないか、身体の正面にまっすぐあげることができるかを確認することもオススメします。

左右どちらかが上げにくいなども改善されてきます。

 

「身体の中心軸がわかる気がする」と感想を教えてくれたクライアントもいます。

がんばってみましょう。

 

 

もも上げ(ニーアップ)で気をつけること

 

はじめはぎこちなくても、慣れればとても「自然な動き」であることに気づきます。

背中が丸く前かがみの腰が落ちてしまう方は大抵の場合、腕を身体の前に抱え込むように動かして、ますます背中が丸く、小さい動作になり、身体全体が連動しません。

常にお腹と背中で背骨を挟むようにして、猫背にならないよう姿勢をキープし、身体全体を使って大きく動きましょう。

 

足をあげるときは、身体が後ろに倒れないこと(後ろ荷重)に気をつけます。

身体が後ろに倒れれば足は上げやすくなりますね、つまり大腰筋や大臀筋への負荷は半減します。

身体を後ろに倒しながら足をあげるとラクチンです。

こうなってしまうのは体幹、股関節まわりの筋力不足です。改善していきたいですね。

 

もも上げ(ニーアップ)の効果

 

筋肉は伸びる、縮む。縮めば伸びようとします。

おしりの筋肉大臀筋は大きな筋肉なので、大きな力を発揮するはずなのですが、ちょっと鈍感、意識しづらいです。

股関節(脚の付け根の部分)を大きく動かして、動きをよくしましょう。

筋肉はすべてつながって動いています。

手足も連動して動く、この自然な動作が本当に自然にできるように…

片足立ちでバランスをとるだけでもはじめはたいへんですが、股関節から足を前に出す。

慣れてきたら素早くしてみます。

 

片足で自分の体重を支える、姿勢をキープする、体幹トレーニングにもなります。

「もも上げ」といいますが、を天井に向けて突き上げる、つまり太もも前側の力ではなくて股関節から引き上げるイメージです。

高く上げる意識が強すぎると背中が丸くなってしまうので、そこは気をつけましょう。

上げる、ではなく、上がる。股関節から引き上がる。を目指します。これが大腰筋や大臀筋の強化となります。

 

 

※動きに慣れてきたら応用編。おしりにさらに効果的です。

 

40代、50代になると太るのはとても簡単。

太ってきた、ということは年齢に見合った健康な生活ができていない、のかもかもしれません。

そして、痩せることは至難の技です。

40、50代になっても何も変えないまま生活していれば太ってくるのは、ある意味当然。

20、30代の頃と同じ食生活、食の好みのままでは太ります。

さらに運動量はどんどん減少。活動力が減れば基礎体力も落ちるし、筋力も、そして代謝も落ちます。

今回のもも上げは、それをカバーするメニューのひとつとして活用してみてください。

 

私自身50歳をすぎて、体型の変化(もっというと太り方の変化)や体力の低下、疲労感を実感しています。

それを実感しつつ、そのまま放置していると… 

血管…とか、内臓…とか、足腰…とか…

 

なにか。はじめるしかないですよ。

でも「激変」を求めるのはやめましょう。

続けられることをみつけて淡々とこつこつと「大きく動く身体」を目指しましょう。

 

 

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