おせちといえば、私は「黒豆」です。
お正月は丹波の黒豆を買い求めます。
そんな黒豆を「枝豆」のうちに食べてしまう!という贅沢…
丹波黒枝豆
黒枝豆は丹波地方の一部の地域で栽培された枝豆のことを言います。
黒豆は縁起物。
そしてとても栄養価の高い食材です。
その中でも特別感満載の丹波黒枝豆は
生産地では「苦労豆」と呼ばれているそうです。
他の作物にはない手間ひまをかけて育てられるそう…高価になるのも納得です。
見慣れた緑鮮やかな枝豆と違って、さやも豆も茶色っぽい。これこそ黒豆です。
黒大豆は穀物で、枝豆は野菜です。
野菜から穀物に変わろうとするその瞬間が旬。
毎年、10/5頃が丹波黒枝豆黒の解禁日で10月下旬までです。
黒豆の栄養価
穀物の大豆と野菜の枝豆、両方の栄養価をもった食材です。
・たんぱく質
大豆といえば「畑の肉」と呼ばれるくらいたんぱく質が豊富です。
アメリカでは「大地の黄金」
必須アミノ酸をバランスよく含み、栄養価の高い良質なたんぱく質です。
・メチオニン
必須アミノ酸であるメチオニンは、ビタミンB1やビタミンCとともに、アルコール分解を促し、肝機能の働きを助けます。
とりあえずビールと枝豆。
理にかなっていますね。
・ビタミンB
エネルギー産生や細胞をつくるなどに関わるのがビタミンB群。疲労回復に効果的なようです。
・ビタミンC
ビタミンCは熱に弱いといいますが、枝豆はさやごと茹でるので、そのまま守られているようです。
・食物繊維
余分な脂肪や老廃物の排出、便秘解消。不溶性食物繊維が豊富です。
・βカロチン
βカロチンはビタミンAの元です。
ビタミンAは体内で必要に応じて変換されます。
抗酸化作用が期待できます。
・カリウム、鉄分などのミネラル
利尿を促し余分な水分や塩分を体外に排出し、血圧を下げる働きがあるミネラルです。
むくみの解消に効果的です。
(腎機能が低下している場合カリウムの摂取量は制限されることがあります)
・アントシアニン
よく見る枝豆と違ってさやもマメも黒っぽいのはアントシアニンを含んでいるからです。
ブルーベリーのCMで聞いたことありますね。
ポリフェノールの一種で抗酸化作用が高く、これは黒豆の枝豆だけに含まれています。
動脈硬化の予防、高血圧、糖尿病、生活習慣病の改善に
また、しみ、しわの予防。
そして、ブルーベリーでおなじみの視力改善にも効果があるとされています。
眼精疲労に効果的なら、スマホヘビーユーザーには必須ですね。
たんぱく質やビタミンなど栄養豊富、そして目を酷使する…現代人にぴったりのスーパーフードです。
黒枝豆の茹で方
栄養価の高い黒枝豆はシンプルな食べ方がいちばんです。
やっぱり塩茹でにするのが美味しいですしね。
枝豆200g
塩 40g
水 1リットル
① 枝からさやを切り落として水洗い。
② ボールに入れ塩をまぶしてこすり、しばらくおきます。
③ 沸騰したお湯に塩が付いたまま投入
④ 4分茹でてざるにあげて完成
ざるにあげる前にひとつ食べてみてお好みの硬さで。
私はこの茹で方での黒豆そのものの味や歯ごたえが好きです。
「とりあえずビールと枝豆」は、理にかなってる…etc 知っているとちょっと嬉しいですね。
ただし、気をつけたいのは、なんでも「適量」です。
良いとされる食材でも大量に食べればいいというものではありません。
栄養豊富な丹波の黒枝豆などなど…旬の「おいしい」を心と身体で楽しみましょう。