無頓着にランニングしてた40代の大きなツケは、シミ、たるみとなって53歳の顔面に現れております。
さて。5年か?6年か…そのまま使い続けているプロフィール写真ですが諸事情により大急ぎで撮り直すこととなりました。
ほんとなら
ありとあらゆる対策を施し
満を持してから取り直したかった…
というわけで、
女性の「老い」に寄り添ってくれそうなフォトグラファーさんを探したけどみつからない。
急ぎと言いつつ2.3日ぐずぐずしていた。
なんだろね、こればっかりはうまく説明できないけど
「あ、この人」
が、なんらかの検索で突如スマホに現る。
理由はないけど、絶対この人だわ。と、たどり着いたのはなんと
ジムから徒歩5分のスタジオでした。
明日撮って欲しい、そんな急なお願いに対応してくださいました。
キム・ドゥハさん。
「あ、この人」と思ったのはいいけど。
メールで時間だけ決めてなにも打合せせず当日を迎え
はて、メイクは?髪は?
まぁここはプロにまかせましょ、といつもより工程の少ないメイク
髪にもなにもつけず向かいまして。
スタジオ LOFT:D
メイクルームらしいものなし。
アシスタントらしき若い男性がひとり。
ヘアメイクはなし。とのことで。
53歳のガチの「素」を撮ってもらうことになりました。
ただ、今回のプロフィール写真は私にもこだわりがありました。
シミ、しわ、たるみetc
隠しきれない現実
なんぼでもキレイにしていただくのはとてもうれしいけど
写真と実物がかけ離れても困る。
そして、当ジムを選んで来てくださるのは
「運動苦手」な方が多い。
だから、
「ジム、筋トレ」
というワードがもつイメージに悩んで
二の足を踏んでしまう方に
そのイメージを感じさせない素の「私」を見て
安心して来てもらえたらなぁ
それが伝えられる写真になればなぁと。
「あ、この人」 その人は
キム・ドゥハさん。
韓国人の写真家さん。
シンプルな日本語は通じるけど
ふわっとしたニュアンスは伝わらない。
なので、やはりトレーニングウェアでの撮影を勧められたし
いろんな思いは言ったけどうまく伝えられませんでした。
さて、
過去2回のプロフィール撮影は
ナチュラルに見えるしっかりヘアメイクがあたりまえだったけど
今回はアイメイクはマスカラだけ
チーク忘れてるし
口紅は朝のまま塗り直すの忘れ
ほんまの素の53歳での撮影でしたが
「そんなんいいや」
と思えるほど
なんだか、ふわーっと楽しかった
ドゥハさんの声かけで
ひきつる笑顔も緩みました。
カメラは残酷なほど
ちりめんじわも
シミもたるみも
細部まで写してくれたけど。
髪ぼさぼさ。
「老い」もほどよく残しつつ、
ほぼすっぴんで臨んでしまったのに
でもとてもキレイに仕上げてくださいました
ありがとうございました。
キム・ドゥハさん
なんとも不思議な魅力のある写真家さんです。
流れる時間が独特。
データを仕上げる(加工?補正?笑)がおわるまで待ってて、とのことで
なんのお構いもなく
ぽつーんと待たされていましたが
けして退屈ではなく。
喉カラカラに乾き切った時
アシスタントボーイが冷たいお茶を持ってきてくれたのが
「モロゾフのプリン」のガラスカップというところも
これはもう
逆におしゃれなのかもしれないと思ったほど。
どこを切り取っても
気持ちのいい空間です。
時間が止まっているような
不思議なひとりの時間を過ごしました。
日本人の接客は
ときに構いすぎなのかもしれないと思いました。
ほったらかされてる間、
とても心地よかったのが新鮮でした。
今回は飛び込みで撮ってもらったから
次はなにか区切りの時にまた撮ってもらおうと思います。
大阪市で写真家さんを探しているなら
ぜひ、キム・ドゥハさんのスタジオLOFT:Dへ
ただし、
メイクやヘアセットは自己完結してからどうぞ。