トレーニングの世界では「ストレングス(strength)」とは筋力のことをいいます。
ストレングス・トレーニングは、ざっくり言えば「筋力トレーニング」のことです。
ストレングス・トレーニング(筋トレ)をすることで、筋肉量が増え、基礎代謝量が上がって太りにくい身体になります。
加齢に伴う体力や筋力の低下の予防や、健康に生活するための身体作りにもストレングス・トレーニングは不可欠です。
それはいつも書いていることなので、今回はすこしちがう「ストレングス」の話です。
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ストレングスとは
ストレングス(Strength)とは、英語で「強さ・力」の意味です。
そして、福祉の世界では「強み」という意味を持ちます。
ストレングス・モデルという使い方がよく用いられます。
それは、その人が元来もっている「強さ・力」に着目して、それを引き出し活用してアプローチしていくケース・マネジメントの理論です。
ストレングスは文字通り、本人のもつ「強み」です。
または「強くする事ができる要因」なんかもいいですね。
では、トレーニングの環境にあてはめてみましょう。
本人のストレングス
ストレングスには、本人の「できる事」「好きな事」や「意欲」「抱負」なども入ります。
・はっきりした目標がある
・動くのがすき
・柔軟性がある
・努力家
・根気がある
・くよくよしない
・とりあえずやってみる
・好奇心が旺盛
・気持ちの切り替えが上手…etc
キリがないですね。
・自分のために自由に使えるお金がある。
こんなのもありです。
私のストレングス:細かい作業がすき。
環境のストレングス
本人がもつストレングス以外に、環境にもストレングスがあります。
例えば、
・ジムが会社や自宅から近いから通いやすい。
・家族やまわりの人がジム通いやダイエットに理解があり協力的。etc ですね。
環境のストレングスとして、もっとも大切なのがトレーナー
例えば、
・自分の意向をくんでくれるトレーナーである。
・自分に合うトレーナーである。
ただ仲良しになるだけではありません。
・知識や経験が豊富なトレーナーである。
・いろんな提案をしてくれるトレーナーである。
できないことばかりに注目するトレーナーだと、トレーニングはツラくて苦しいものになりますね。
(アスリートなら必要なのかもしれないけど)
私のクライアントの場合だと、週に1回か2回の60分のセッションで、できないことばっかりに時間を費やすようなものです。
それでは結果はでませんね。
自分のもっているチカラ(得意なことetc)を引き出してくれるトレーナーであること。
ストレングスとは長所や可能性のことを指します。
どんなトレーナーと出会うか、それがあなたのトレーニング環境の最大のストレングスとなります。
そして、結果をだす。継続する。
それもまた、あなたのあらたなストレングスとなりますね。
私のストレングス:手先の器用な友達がいる。(マグネットです)
あなたのストレングスを考えてみてください
ストレングスには「あたりまえ」なことはありません。
あなたにとっては「あたりまえ」のようでも、他者から見れば「すごいこと」や「うらやましいこと」だったりします。
思い当たることがありますね?
私のストレングス:ココロがすっきり元気になる場所がある(住吉大社)
パーソナルトレーニングの中心はトレーナーではなく、クライアントです。
その認識のあるトレーナーをぜひみつけましょう。