なんでこんなにコロナは怖いのか。
もちろん、志村けんさん、岡江久美子さんの最期をテレビで見聞きしている影響は大きいですね。
親であっても子であってもコロナになってしまったら会えない。
もしものときも、立ち会うことができない。
残酷な病です。
でもそれより何よりまず、
どれだけまわりに迷惑をかけるかです。
たぶん、自分の体調の悪化より苦しむのでは…と思います。
風邪のような症状がでて「コロナの疑い」となれば
その2日前までさかのぼり「濃厚接触者」を明確にします。
看護や介護を除き一般的に考えられる「濃厚接触者の定義」は…
・同居家族はもちろん、長時間接触があった人(車内や航空機も)
・目安として1メートルの距離で必要な感染予防策なしで15分以上の接触があった人。
以前は「発症日以降」だったのが「発症2日前」に伸びています。
具合が悪くなれば接触も気をつけられますが悪くなる2日前です。
そう考えたら怖くないですか?
濃厚接触者とわかれば、その方は有無を言わさず「2週間の自宅待機」となります。
「明日から自宅待機です、よろしく」
「誰とも接触しないように」
と、言われて
「あー、しょうがないですねー」って人はほとんどいないと思います。
高齢のご両親と暮らしているかもしれない、またはお世話しているかもしれない。
絶対はずせない大切な仕事を来週に控えているかもしれない。
もしかしたら近日中に手術を控えているかもしれない。
小さな子供さんがいるかもしれない。
妊婦さん、基礎疾患、高齢者…
濃厚接触者になってしまうと、その方も家族とはなるべく離れて過ごすようにしなくてはなりません。
トイレやお風呂などの共有部分にも神経を使い、タオルの共有などもってのほか。
もちろん食事も一緒にはできません。
健康観察期間となります。
いったいどれだけのご迷惑をかけ、
そして、どれだけ不安な気持ちで過ごすことを強いるか、
しかも大切な仕事も予定もすべてキャンセルです。
そんなことをいっても
「罹るもんはしょうがない」のかもしれない。
夜の街に出かけなくても
もう他人事ではなくなってきましたし、
罹ってしまった方を責めることはできません。
ただ、想像力は必要。
どれだけの多大なる迷惑をかけることになるのか…それを想像できたら
最善の感染予防を続け、迂闊な行動はしなくなると思うのです。
おいしく食べたスイカの皮をぬか漬けに
私たちにできることは、最善の感染予防を続けることと、
免疫力を落とさないことですね。
誰も経験したことのない毎日を過ごしています。
疲れがたまってきていませんか?