82歳の女性が週1回のトレーニングを再開されて2ヶ月が過ぎました。
82歳で筋トレ?
しかもジムでパーソナルトレーニング?
って驚きますか?
私はその行動力、いつも驚いてます。
80過ぎてきつい筋トレ?…
もうそこまでしなくていいんじゃない?
それって私たちの勝手な憶測です。
ご本人の中で
「もういいの。自分もいずれ散る桜…」なんて思いは一切ありません。
今日よりも明日、足腰を強くしたい。と思っています。
この方は大病され入退院を繰り返し、2年前よりうんと弱々しい身体になりました。
毎週、入室の際は足元が不安定で、
恐る恐るという感じで入ってこられますが、
60分のトレーニングがおわり、帰られる時にはシャキシャキ歩かれます。
姿勢も明らかに変わります。
ふっとした仕草で2年前より背中が丸くなったな、と思ったけど
背筋を伸ばした姿勢をキープしていることが多くなりました。
トレーニングのない日は、ほぼ家から出ない生活をされているだろうし、
たぶん横になって過ごされていることが多いと思います。
なので、やっぱり足元は弱々しく、背中もまぁるくなって過ごしておられるのだろうと思います。
でもでも、
ジムに来ると背筋が伸びる。
「新しいウェアが欲しいからセンセ、何かいいのみつけて」とかね、かわいらしいの。
いまはご自身で買い物に出かけることもないそうで
ふたりでスマホであーだこーだ言いながらせっせと探したりして楽しい時間が過ぎていきます。
トレーニング再開したばかりの頃は
「もう、とてもムリだわ」と
言っておられたスクワットも
いまはどこにもつかまらず、しっかりしたフォームで10回2セット完遂されます。
つきっきりなので、画像に残す余裕はありませんが…
さて
あなたのお父さん、お母さんはどうですか?
いろんなことをあきらめかけている…
そんなふうにもし見えてしまうなら
半分はその通りかも、でももう半分は違うかも。
もしかしたら「適切な筋トレ」は有効かもしれません。
「身長、伸びましたよ、たぶん 笑」
と軽口を言うほど、姿勢にも表情にも目に見える変化があります。
私たちは、
成長期を終え、20歳を過ぎたところから
老いに向かって生きています。
もっというと死に向かっている。
どれだけトレーニングしたって
「20代のおしりぴちぴちぷりん」にはなれません。
私も20歳の時と体重は同じなのに
「なんかちがう」
なんかどころか
身体のラインもサイズもぜんぜんちがう。
でもね、ありがちだけど「今日がいちばん若い」
いまの自分でのベストを
いつも目指したいです。
くれぐれも痛々しい若作りにならないように気をつけております、はい。