軸ブレの少ない、身体のどこにも力みのない、安定したフォームで気持ちよく走るには、やはり筋トレは必要です。
でも、重いウェイトをガンガン扱う必要はありません。
身体全体、大きく使いましょう。
日常生活で小さく硬く凝り固まった身体は、いつも同じところに負担がかかっているかもしれません。
それを、身体全体に分散するように大きく動いてみましょう。
股関節を動かす代表的な筋肉3つ
大腰筋はお腹の奥にあるインナーマッスルです。
大腰筋は背骨(腰椎)の横から大腿骨(太もも)の内側についています。
大腿直筋は太もも前の筋肉です。
脚を上げる(もも上げ)の動作で働きます。
大臀筋はおしりの筋肉です。
脚を後ろに蹴り上げる動作の時に働きます。
つまり、
脚を上げる→股関節の屈曲→大腿直筋
脚を下ろして後ろに蹴る→股関節の伸展→大臀筋
大腰筋は股関節の屈曲に働きますが、脚を後ろに引く時にも力を力を発揮します。
曲げるとき、伸ばすとき、真逆の力を発揮して背骨を支えています。
骨盤の安定にも関与します(骨盤の前傾、後傾)
動作のポイント
・おなか、背中で背骨をはさむように腹筋に力を入れておきます。
・膝は、つま先を天井から吊られるような感じで引き上げます。
太ももの前ばかりに力が入っていませんか?
・膝を引き上げたとき、身体が後ろに仰け反らないように姿勢よく直立しておきます。
・次に、引き上げた脚を後ろに大きく伸ばします。その動きと同時に手で床をタッチします。
股関節が大きく動かないと床に手は届きません(猫背になるのはアウト)
・姿勢を保持しバランスをとりながらこの動作をくりかえします。
股関節を大きく動かし、体幹も鍛えます。
上半身と下半身の連動性も高めます。
見かけによらず、なかなか難易度の高い動きです。
⇓シングルレッグ・デッドリフトが安定してきたらトライしてみてください。