今回は
「奈良・西ノ京 ロータスロード〜特別ご朱印めぐり」
です。
ロータスって「蓮」という意味なんですね。ひとつ賢くなりました…
さて、奈良、西ノ京エリアの蓮の花が美しいことで知られる三ヶ寺とは
喜光寺
唐招提寺
薬師寺
です。
この三ヶ寺の特別ご朱印付きの共通拝観券が、蓮のキレイな時期に販売されています。
2016年の拝観期間は、6月16日〜8月16日でした。
なぜこの時期かというと、蓮の見ごろが6月の下旬から8月上旬だからです。
ちなみに、開花は午前中みたいですよ。
今回は見頃をすこしハズしてしまってますけど。(笑)
さて、
三ヶ寺の拝観券と特別ご朱印券、ご朱印帳もついて、3,200円です。
特別ご朱印を書いていただくと、蓮の花弁の形の「散華」もいただけます。
散華(さんげ)は、もともと寺院での法要のときなどに、生花の蓮弁が使われていたのが、いつごろからか蓮の形をした色紙が使われるようになったとか。
いままで気にしたことなかったけど、これからはお参りの記念に集めてみようかな、と思います。
喜光寺(きこうじ)
蓮の名所の喜光寺の境内には、約200鉢の蓮があり、それらを眺めるよう石仏が並んでいます。
ご本尊は
阿弥陀如来坐像(重要文化財)
喜光寺は、東大寺大仏殿のモデルになったお寺だそうです。
「試みの大仏殿」と呼ばれ、南大門からご本堂へのロケーションは東大寺のミニチュアのようです。
少しだけ咲いていました。
唐招提寺
唐招提寺は、国宝であり世界文化遺産です。
境内に入ると、そこはもう「天平の甍」そのもの。広い境内です。
日本的なのに異国感もあり、圧倒される静けさという感じです。
金堂には9体の仏像があり、やはり目を引くのは千手観音立像です。
唐招提寺の千手観音像には、本当に千本の手があったそうです…現在は953本。
そのほか薬師如来立像など見所満載です。
国宝の鑑真和上坐像(がんじんわじょうざぞう)の拝観は限られた期間だけです。
小高い位置にある開山堂で、鑑真和上坐像の御身代わり像が見られます。
薬師寺
こちらも世界遺産です。
第一印象は「華やか」
広々として、そして美しいのです。
国宝と重要文化財のまさに宝庫です。
こちらも見所満載です。
金堂には薬師如来、右に日光菩薩、左に月光菩薩、あわせて薬師三尊像です。
日光、月光は立ち姿に動きがあって、ちょっと色っぽいフォルムです。
それとは対照的な釈迦十大弟子。
この像はまだ新しく、苦行の末に羅漢となった十人、それぞれの表情や全身から、修行の苦しさが想像されるようなリアルさです。
そのほか多くの仏様が祀られています。
ずーっとぼんやりしていたい…まさに1400年の悠久の歴史、ゆったりとした時間が流れます。
さて、唐招提寺から薬師寺への道すがらにあるのが蕎麦切りよしむらです。
夏限定 「かきあげざる」です。
根菜とエビのかき揚げ2個、とうもろこしのカレー味のかき揚げが、さっくさく、そして10割そばです。
10割そばなのに、ぼそぼそしてなくて、とっても美味しくいただきました。
さて、今回のコースは、
近鉄大和西大寺駅〜西大寺〜菅原天満宮〜喜光寺〜唐招提寺〜薬師寺〜興福寺でした。
走ったのは、
薬師寺〜興福寺の約6kmで、あとはのんびりウォーキングです。
喜光寺から唐招提寺までは約1.8km
唐招提寺から薬師寺までは約1.4km
それぞれの広々した境内で、いちいちまったりのんびり過ごして
東大寺の拝観時間に間に合わず…
興福寺にいたシカです。今年の暑さは、さすがにだるだるですね。
ゆったりとした時間を過ごすには、よいコースだと思います。
来年は蓮の見頃の時期に、そして開花する午前中から回ろうと思っています。