クライアントとマンツーマンでトレーニング指導や食事の提案などする中で、多くの人がいかにメディアに振り回されているかを目の当たりにします。
そこで今回は、まるっと私の個人的見解のみ書いてみます。
1.私の減量
約10年前…
ダイエット目的だったジム通いから、本格的なウェイトトレーニングに取り組みだした頃、徹底的な「カーボカット」の食事制限をしました。
いまでいう「糖質制限ダイエット」のさらにヘビーな糖質ゼロダイエットです。
期間はたぶん4ヶ月くらいだったと思います…
糖質は、きゅうり1本でさえ計算に入れました。
もちろんトレーニングはかなりハードにやり切りました。
いわゆる、ブロッコリーとささみの生活です。
2.ゼロカーボの効果とその後
結果はでました。
体重も体脂肪率もしっかり落ち切りましたし、おなかも縦横に割れました。
そうして手に入れたものは
「やりきった達成感」ではなく
「極度の体調不良」でした。
発熱からはじまり、あらゆる不定愁訴の後、最後は高熱とともに帯状疱疹を口内いっばいに発症し、数日点滴に通いました。
体調をもとにもどすのに約1ヶ月かかりました。
当時、ドクターに言われたのは
「ここまで疲労し尽くすまで、いったいなにをやったんですか!」でした。
そりゃそうです。口があけられない状態。
帯状疱疹が口内いっぱい。
スキマなく明太子を貼り付けたように腫れ上がりました。
免疫力の低下。です。
その後、口からモノを食べられるようになって、いちばん最初に食べたモノは「菓子パン」。
そこから「過食」に陥りました。
必死でやってきたことが台無しですね…
とにかく。
体重を何日までに大幅に落としたい。
そんな切羽詰まった期日のある方にはやはり糖質制限をすすめます。
結果はでますから・・・
でも私自身は45歳をすぎたころから、糖質制限では結果がでなくなってきました。
カラダの反応なので理由はよくわかりません。
あのツラすぎた減量をもう一回やる気力も勇気もありませんから、ストイックに追い込めないのでしょう…
3.ゼロカーボ以降の食生活
その後も、ごはんは「悪」。とことん炭水化物を遠ざける食生活をしていました。
肉以外に買うものといえば
サラダ用の黒豆、高野豆腐、無調整豆乳、ヨーグルトやきな粉、ツナ缶...
とにかくタンパク質。
特にストレスに感じているつもりはなくて
チーズは苦手でしたがサラダに入れるなどして食べていました。
出先で小腹が減ればプロテインバー
どうしても空腹ならプロテイン
飲み会が焼き鳥なら「ホッ」とする心理
タンパク質教の信者です。
そのかわり、ときどき反動?の波が押し押せてきて
パンをどか食い…それでも満足しなくて、よくわからないスナック菓子を手当たり次第に食べて止まらなくなったり。
そんな過食の嵐は2,3日 尾を引き、おきまりのひとり反省会。自己嫌悪。
そしてまたタンパク質と野菜中心にもどす
いま思えば迷走していました…
4.思い切って、ごはん生活してみる
理由はカンタン。いままでの生活では痩せにくくなってきたからです。
だから思い切って「いままでやったことがないこと」をしてみようと思いました。
毎朝、白米2合 約750gのごはんを6個のおにぎりにします。
それを1日3〜4回に分けておなかがすいたら食べました。
ごはんを遠ざける食生活が長く、食べなくなっていたモノのダントツ1位がお漬物。
おにぎり生活をスタートしたときはうれしくて、いろんな種類のお漬物を購入しましたが、
3日目、市販のお漬物の味が濃くねっとり甘くて食べられなくなりました。
たぶん、果糖ぶどう糖など人工的な調味液の味が「まずい、濃い」と思うようになったと思います。
その日、ネットで「ぬか床」を注文。
その日以来いまも毎日ぬか床、混ぜてます^ ^
ごはん以外は淡色野菜の味噌汁と自家製ぬか漬けです
おにぎりは梅干しとごま塩で。
とにかく「食材はシンプル」をベースに、タンパク質も外食でしか摂りませんでしたし、あれだけ好きだった乳製品もぴったりとやめてみました。
なので、外食以外は加工品も摂りません。
おにぎり生活の40日間は、外食、飲み会の予定がたまたま毎週あったので、それほどストイックには実行できませんでした。
でもフツーに社会人やっていれば、お付き合いは楽しみたいですよね。
だから、外食のときは気にせず飲んで食べました。
40日間のおにぎり生活のつづきは、次回へ・・・
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